ユニバーサルファッションをしっていますか？
体形や障害の有無に関係なく、誰もが自由にファッションを楽しむことができる取り組みのことを指します。
素敵な取り組みですがユニバーサルファッションは浸透していないのが現状です。
ファッションは、自己表現の大事なツールでもあるためどんどんこの取り組みが広がっていってほしいです。
今回は誰もがファッションを楽しめる取り組み、ユニバーサルファッションについて紹介していこうと思います。
ユニバーサルファッションとは？
体形や障害の有無に関係なく、誰もが自由にファッションを楽しむことができる取り組みのことです。
誰もが、気に入った服を着たいという気持ちを少なからず持っていると思います。
しかし障害があったり体形に悩みがある人は、自分が着られるサイズがない、洋服の着脱が難しい、ボタンが留められないなどといった悩みから着ることのできる服が限られてしまい洋服選びに苦労をしている現状があります。
そんな悩みを解決するためにできたのがユニバーサルファッションなのです。
引用 Mais moi HP
ユニバーサルファッションとバリアフリーファッションとの違い
ユニバーサルファッションと間違えられやすいものとしてバリアフリーファッションがあります。
バリアフリーファッションは高齢者の方や障害者の方の不便さを取り除くファッションで、着やすさなどの機能性を重視したものです。
一方ユニバーサルファッションは誰しもが自由にファッションを楽しめるようにするものです。
ユニバーサルファッションは着やすさなどの機能性も重視しつつ、お洒落も楽しめるファッションですので異なるものであるということがわかります。
ユニバーサルファッションの服はどのような工夫がされているのか
- 表には飾りボタンがついているが、中側にはマジックテープや磁石でとめられるようになっているボタンが止めづらい方に向けての服
- 腕などが動かしずらい方に袖と脇がファスナーや、マジックテープで開閉できる服
- 自分でズボンの着脱が困難な方には両脇のファスナーで全開になるズボンやデニム
- 靴紐を結ばない運動靴
上記のような、いろいろな工夫がされています。
引用 Mais moi HP
体型に悩みのある方に向けて、LL以上の洋服サイズを展開している所もあります。
ユニバーサルファッションの認知度はまだまだ低い
ユニバーサルファッションは、まだまだ認知度が低いというのが現状です。私も障害を持っている方が身近にいる人から聞くまでは知りませんでした。
近年多様化が進む現代社会なので、今後ユニバーサルファッションの認知度が向上し誰しもがファッションを楽しめるようになることができればと思います。
ユニバーサルファッションを扱っているSHOP
TOMMY HILFIGER ADAPTIVE
障害を持つ方のファッションに対する悩みに対し、多くの方にファッションを楽しんでもらいたいという願いから誕生したコレクション。
トミー・ヒルフィガー氏が自閉症のお子さんの子育ての経験からできたものでした。
2016年に米国で販売がスタートし2020年に日本で販売が開始されました。
今後はヨーロッパで販売予定です。
障害のある方の不便さを取り除くデザインでありながらも、目立たないデザインが特徴です。
磁石を使ったボタン、上着の背中側にマジックテープがついていて着脱できるデザイン、両肩に両面テープがついていて着脱しやすくなっているものなどがあります。
Zubits SHOP
強力なマグネットの力で靴紐を結ばなくても簡単にお気に入りのスニーカーがはけるようになるように考えてできたアイテム。色々なカラーやスワロフスキーが付いたものまで展開しています。
Mais moi
Mais moi（メモア）
アフリカのセネガル発のユニバーサルファッションブランドです。
メモアは、日本語で『でも、私は』という意味のフランス語です。
〝今置かれている環境に左右されず、誰もが自分の意見を堂々と言える世界にしたい〟という意味があります。
代表のお母様に障害があり、服の選択肢が少なく購入するのに苦労した経験からユニバーサルファッションを知って立ち上げたブランドです。
体系、障害に関係なく誰もがファッションを楽しめるようにするといことをコンセプトにされています。
サイズが４Lサイズまで展開していたり、着脱しやすいようウエストがゴムになっているものもあります。
お知らせ Mais moiさんでクラウドファンディング実施中です
Mais moi（メモア）さんでクラウドファンディングを只今実施しています。（2023年3月21日まで）
様々なバックグラウンドを持ったアンバサダーさんと共に作るユニバーサルデザインの素敵なお洋服の制作し、完成した服を障害者支援団体へ寄付をするクラウドファンディングです。
最後に
現在、体形や障害、性別、年齢などの様々な理由によりお洒落をすることを諦めている方も多いです。
気に入った服を着ると気分が向上したりすることがあると思います。
ファッションは日常に彩りを与えてくれるものでもあります。
誰もがファッションを楽しめるユニバーサルファッションが今後広がっていくといいなと思います。
